「愛媛で車中泊してみたいけど、どこがいいんだろう?」そんな初心者の悩みに、実際に何度も愛媛を訪れた車中泊経験者がズバリ答えます。道の駅は県内に29ヶ所もあって迷いますよね。でも安心してください。この記事を読めば、あなたの初めての車中泊が最高の思い出になることを約束します。
- 初心者におすすめの愛媛県内の車中泊スポット3選を厳選紹介
- 温泉・コンビニ・トイレなど必須設備が整った安心の場所を解説
- 絶対に守るべきマナーと失敗しないための実践的なコツを伝授
なぜ愛媛は車中泊初心者に最適なのか?

車中泊のイメージ
愛媛県は車中泊デビューに最適な地域です。その理由は温暖な気候と充実した道の駅網にあります。
瀬戸内海に面した愛媛は冬でも比較的温暖で、車中泊初心者が心配する寒さ対策のハードルが低いんです。さらに、県内には29ヶ所もの道の駅があり、そのうち複数の施設で温泉併設やRVパークを備えています。
2026年1月現在、愛媛県内の車中泊環境はますます充実しています。しまなみ海道の絶景ルートや道後温泉などの観光地へのアクセスも良好で、観光と車中泊を組み合わせた旅が楽しめるのが大きな魅力です。
道の駅は本来、ドライバーが休憩するための公共施設です。国土交通省の見解では「宿泊目的の利用は遠慮していただきたい」とされていますが、これは「長期滞在やキャンプ行為」を指しています。旅の途中で疲れを癒すための仮眠や休憩としての車中泊は、マナーを守れば問題ありません。
初心者が絶対に押さえておくべき車中泊スポット選びの3つの条件
車中泊初心者がスポット選びで失敗しないためには、以下の3つの条件を満たす場所を選ぶことが重要です。
24時間利用可能なトイレがあること
車中泊で最も重要なのはトイレの確保です。深夜や早朝でも利用できる清潔なトイレがあるかどうかは、快適な車中泊の絶対条件。愛媛県内の道の駅の多くは24時間トイレが利用できますが、事前に確認しておくと安心です。
トイレの数や清潔度も重要なポイントです。大型の道の駅ほど設備が充実している傾向があり、男子用・女子用・身障者用と分かれていて、ウォシュレット付きの施設も増えています。
温泉施設が近くにあること
車中での就寝前に温泉で身体を清潔に保つことは、快適な睡眠につながります。愛媛県は温泉王国として知られており、道の駅に温泉が併設されているか、車で数分の距離にある施設が多数存在します。
特に初心者にとって、敷地内や徒歩圏内に温泉があるスポットは理想的です。温泉に入ってリフレッシュした後、すぐに車に戻って就寝できる環境は、車中泊の快適性を大きく向上させます。
騒音が少なく安全な環境であること
幹線道路から離れた静かな環境で、適度な街灯があり、他の利用者も多い道の駅を選びましょう。安全性と静粛性のバランスが取れた場所が理想的です。
人気の道の駅は夜間でも適度に利用者がいるため、防犯面でも安心です。ただし、週末や連休は混雑することもあるので、平日利用も検討すると良いでしょう。
愛媛で初めて車中泊するなら絶対ココ!厳選3スポット
数ある愛媛の道の駅の中から、初心者に特におすすめの3つのスポットを厳選しました。それぞれに特徴があり、あなたの旅のスタイルに合わせて選べます。
道の駅こまつオアシス:高速道路からもアクセス可能な初心者向けスポット
道の駅こまつオアシスは、愛媛県西条市にある国道11号の道の駅です。最大の特徴は、松山自動車道の石鎚山サービスエリアに隣接しており、一般道からも高速道路からもアクセスできる点です。
駐車場は全国平均と比べてかなり大きめのスペースを確保しており、普通車だけでなく大型車も停められます。敷地内にはレストラン、美術館、展示館など様々な施設があり、特に「おあしす市場」では地元の方が作った弁当や野菜が販売されています。
イートインスペースもあるので、朝食を購入してゆっくり食べることができます。価格も手頃で、長い旅では本当にありがたい存在です。
騒音に関しては幹線道路から離れた場所に建設されており、かなり小さいレベル。街灯の数もきちんとあり、安心レベルは並み以上です。ただし、一般道からこの道の駅にたどり着くには裏道を通ってぐるっと回る必要があるので、初めて訪れる際は明るい時間帯に下見をしておくと良いでしょう。
国道11号線からは少し離れているため、トラックなどの大型車両は皆無で、夜は非常に静かです。温泉施設「椿交流館 椿温泉こまつ」が道の駅から約100メートル、車で約1分の距離にあり、車中泊には理想的な環境が整っています。
コンビニは「セブンイレブン小松町新屋敷店」が約3キロメートルの位置にあり、車での移動であれば問題ない距離です。
道の駅清流の里ひじかわ:RVパーク併設で設備充実の安心スポット
道の駅清流の里ひじかわは、愛媛県大洲市の肱川沿いに位置する自然豊かな道の駅です。最大の特徴はRVパークが併設されている点で、より快適な車中泊環境を求める方に最適です。
RVパークとは、日本RV協会が認定する「快適に安心して車中泊ができる場所」のこと。24時間利用可能なトイレ、100V電源の確保、ゴミ処理施設などの条件をクリアした施設です。清流の里ひじかわでは、電源利用が可能で、より安心して車中泊ができます。
敷地内には野菜直売所、コンビニ、レストラン、スーパー、コインランドリーなど、まるで小さなショッピングモールのような充実した設備が揃っています。特に地元産のトマトは人気商品で、5個入り200円前後と手頃な価格で購入できます。
レストラン「呑み食べ処味人」では、約100種類のメニューを提供。地元名物の「肱川ラーメン」や「ゆず塩つけ麺」など、ご当地グルメを楽しめます。調理設備がない車両でも食事に困ることはありません。
温泉は車で約3分の距離に「大洲市交流促進センター鹿野川荘」があります。pH10のアルカリ泉で、湯あたりが滑らかなのが特徴。鹿野川湖を眺めながらゆったりと温泉に浸かることができ、旅の疲れを癒すのに最適です。
道の駅から大洲城のある市内中心部までは車で約30分なので、車中泊の翌日に観光するのがおすすめです。全国に5つしかない木造復元天守の一つである大洲城は必見の価値があります。
道の駅虹の森公園まつの:温泉併設で家族でも楽しめる体験型スポット
道の駅虹の森公園まつのは、松野町にある広い公園が道の駅になっており、温泉施設が敷地内にあるのが最大の魅力です。徒歩約6分の距離に「森の国ぽっぽ温泉」があり、車中泊との相性が抜群です。
この道の駅の特徴は体験型コンテンツの充実度。四万十川の生き物を飼育展示する「おさかな館」では、ペンギンのお散歩やカワウソのおやつタイムなど、楽しいイベントが行われています。川釣り体験も200円でできるため、家族連れの車中泊にも最適です。
「森の国ガラス工房」では吹きガラス体験やサンドブラスト体験ができ、「森の国ファーム」では手ぶらでBBQを楽しめます。一日中遊べる施設が揃っているので、子供連れでも退屈することがありません。
車中泊歓迎の道の駅として知られており、虹の森公園駐車場では1泊1000円、電源利用料500円で車中泊が可能です。当日の受付は正午までとなっているので、事前に計画を立てておきましょう。
RVパークも併設されており、より快適な車中泊環境を求める方にも対応しています。温泉が近くにあり利便性が高いうえ、施設内容も充実しているため、初心者から経験者まで幅広く満足できる道の駅です。
絶対に守るべき車中泊のマナーとルール
車中泊を楽しむためには、マナーとルールを守ることが不可欠です。一部のマナー違反者のせいで車中泊が禁止される道の駅も増えています。みんなが気持ちよく利用できるよう、以下のルールを必ず守りましょう。
アイドリングは絶対にNG
駐車中は必ずエンジンを停止してください。「暑いから」「寒いから」という理由でアイドリングしたままにするのは、騒音や排気ガスで周囲に迷惑をかける最悪のマナー違反です。
アイドリングしたままの車内睡眠は、排気ガスの侵入による一酸化炭素中毒の危険性もあります。冬場はポータブル電源と電気毛布、夏場は扇風機やポータブルエアコンなど、エンジンを止めても快適に過ごせる装備を準備しましょう。
車外でのキャンプ行為は禁止
道の駅はキャンプ場ではありません。車外にテントやタープを張る、テーブルや椅子を出して食事をする、BBQをするなどのキャンプ行為は厳禁です。
食事は車内で済ませるか、道の駅のレストランを利用しましょう。調理をする場合も、車内で静かに行い、においや煙が外に漏れないよう配慮が必要です。
ゴミは必ず持ち帰る
ゴミは全て持ち帰る長期滞在や連泊は避ける
道の駅は休憩施設であり、宿泊施設ではありません。同じ場所に何日も居座る連泊行為は、他の利用者の迷惑になり、施設側にも負担をかけます。
基本的には一泊で移動し、次の目的地へ向かいましょう。どうしても同じエリアに滞在したい場合は、RVパークやキャンプ場など、正式な宿泊施設を利用してください。
騒音を出さない
夜間は特に静かに過ごすことを心がけましょう。大声で話す、音楽を大音量で流す、ドアを強く閉めるなど、周囲の迷惑になる騒音は厳禁です。
車の乗り降りの際もドアをゆっくり閉める、深夜や早朝のトイレ移動は静かに歩くなど、細かい配慮が大切です。車内での会話も控えめにし、イヤホンを使って動画や音楽を楽しみましょう。
初心者が知っておくべき車中泊の準備と必需品
初めての車中泊を成功させるには、適切な準備が欠かせません。ここでは絶対に用意すべき必需品と、あると便利なアイテムを紹介します。
寝具とマット
快適な睡眠のために最も重要なのが寝具とマットです。車のシートをフラットにしても、凹凸があって寝づらいもの。厚さ10センチメートル以上のインフレーターマットやキャンプマットを用意すれば、シートの凹凸を吸収し、快適な寝心地が得られます。
寝袋や毛布も季節に応じて準備しましょう。愛媛は温暖ですが、冬場の夜間は冷え込むこともあります。寝袋は3シーズン用か冬用を選ぶと安心です。
目隠しとプライバシー確保グッズ
車内のプライバシーを守り、朝日や街灯の光を遮るために窓用のサンシェードや目隠しは必須です。専用の車種別サンシェードが理想ですが、汎用品や自作の目隠しでも十分機能します。
外から車内が見えないようにすることは、防犯面でも重要です。特に女性や家族連れの場合は、しっかりとした目隠しを用意しましょう。
照明器具
車内で快適に過ごすにはランタンやLEDライトが必要です。車のルームライトだけではバッテリーが上がる心配があるので、独立した照明を用意しましょう。
USBで充電できるLEDランタンなら、明るさ調整もでき、バッテリーの持ちも良好です。トイレに行く際の懐中電灯も忘れずに準備してください。
ポータブル電源
快適な車中泊にはポータブル電源があると格段に便利です。スマホの充電はもちろん、扇風機、電気毛布、電気ケトルなど、様々な家電が使えるようになります。
容量は500Whから1000Wh程度のものが車中泊に適しています。夏場はUSB扇風機、冬場は電気毛布と組み合わせれば、エンジンを止めても快適に過ごせます。
その他の便利グッズ
その他にも以下のアイテムがあると便利です。
クーラーボックス(食材や飲み物の保存)
– ゴミ袋(複数枚、分別用)
ウェットティッシュ(手や顔を拭く)
– 消臭剤(車内のにおい対策)
モバイルバッテリー(スマホの予備充電)
– 着替えとタオル(温泉用)
常備薬と救急セット
季節別の車中泊対策
愛媛は比較的温暖な気候ですが、季節によって車中泊の対策は変わってきます。快適に過ごすための季節別のポイントを押さえておきましょう。
春と秋の車中泊
春と秋は車中泊に最適な季節です。気温も穏やかで、寒暖差対策も比較的簡単。ただし、朝晩は冷え込むこともあるので、薄手の毛布や寝袋は用意しておきましょう。
春は桜の季節で、道の駅周辺でも花見が楽しめることがあります。秋は紅葉シーズンで、山間部の道の駅では美しい景色を楽しめます。
夏の車中泊
夏場の車中泊で最も重要なのは暑さ対策です。日中は車内が高温になるため、日陰に駐車するか、サンシェードで直射日光を遮りましょう。
夜間はUSB扇風機とポータブル電源を組み合わせることで、エンジンを止めても涼しく過ごせます。標高の高い道の駅を選ぶのも効果的です。標高100メートル上がるごとに約0.6度気温が下がるため、山間部の道の駅は夏場に狙い目です。
水分補給も忘れずに。熱中症対策として、十分な量の飲料水を確保しましょう。
冬の車中泊
愛媛は比較的温暖ですが、冬の夜間は冷え込みます。防寒対策をしっかり行いましょう。電気毛布とポータブル電源の組み合わせが最も効果的です。
寝袋は冬用を選び、重ね着をして就寝するのがおすすめ。湯たんぽも昔ながらの効果的な暖房器具です。窓の結露対策として、断熱材やプチプチを窓に貼ると保温効果が高まります。
温泉併設の道の駅なら、就寝前に温泉で身体を温めてから寝れば、より快適に過ごせます。
愛媛の車中泊で楽しめる周辺観光スポット
車中泊の魅力は、自由に移動しながら観光を楽しめること。愛媛には魅力的な観光スポットが数多くあります。
しまなみ海道
しまなみ海道は、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ全長約60キロメートルの海上道路です。瀬戸内海の島々を結ぶ絶景ルートで、サイクリストの聖地としても知られています。
道の駅よしうみいきいき館からは来島海峡大橋の絶景が望め、新鮮な海産物も購入できます。しまなみ海道沿いの道の駅に車中泊しながら、島巡りを楽しむのもおすすめです。
道後温泉
松山市にある道後温泉は、日本最古の温泉の一つとされる歴史ある温泉です。国の重要文化財にも指定されている道後温泉本館は、一度は訪れたい名所です。
道後温泉周辺には車中泊可能な駐車場もあり、夜の温泉街散策を楽しんだ後、そのまま車中泊することもできます。ただし、利用ルールや時間制限には注意が必要です。
松山城
松山城は現存十二天守の一つで、日本100名城にも選ばれています。市街地中心部の勝山山頂にそびえる姿は圧巻で、天守からの眺望も素晴らしいです。
ロープウェイで登れるので、体力に自信がない方でも安心。春は桜の名所としても知られています。
大洲城
大洲城は全国に5つしかない木造復元天守の一つで、築城の名手・藤堂高虎が手掛けた名城です。肱川沿いに建つ城の姿は美しく、城下町散策も楽しめます。
道の駅清流の里ひじかわから車で約30分の距離なので、車中泊の翌日に観光するのに最適です。
車中泊初心者が現地で必ず直面する5つの壁とその解決法

車中泊のイメージ
ネットの情報だけでは分からない、実際に車中泊をしてみて初めて気づく問題があります。ここでは経験者が実際に困った具体的な状況と、その場でできる対処法を紹介します。
思った以上に寝られない問題
「マットも寝袋も用意したのに、全然眠れない」これが初心者が最初にぶつかる壁です。実は車内の音と光が予想以上に気になるんです。
隣の車のドアが閉まる音、トイレに向かう人の足音、街灯の明かり、他の車のヘッドライト。普段の寝室では気にならないこれらが、車内では異様に大きく感じられます。
現実的な解決策は以下の通りです。まず、耳栓を必ず持参してください。100円ショップのものでも十分効果があります。さらに、アイマスクも用意しましょう。サンシェードだけでは完全に光を遮断できません。
加えて、初日は早めに就寝せず、本当に眠くなってから寝ることが重要です。午後8時に横になっても眠れるはずがありません。温泉に入った後、車内で読書や動画視聴をしながら、自然な眠気が来るのを待ちましょう。
もう一つの裏技として、駐車位置を建物側の端にすることです。道の駅の建物に近い場所は街灯の影響を受けやすいですが、人の往来が少なく静かです。逆に入口近くは人の出入りが多く、夜中でもバタバタします。
トイレのタイミングで悩む問題
「深夜にトイレに行きたくなったらどうしよう」という不安は誰もが抱えています。実際、初めての車中泊では緊張して何度もトイレに行きたくなるものです。
まず、就寝前のトイレは必須ですが、その2時間前から水分摂取を控えめにしましょう。ただし、脱水症状を避けるため、夕方までは十分な水分を取ってください。
深夜にトイレに行く場合、靴を脱ぎ履きする音が意外と響きます。スリッポンタイプの靴を車内に用意しておくと、静かに素早く移動できます。クロックスのようなサンダルが理想的です。
女性の場合は特に不安が大きいでしょう。道の駅のトイレは24時間利用可能ですが、深夜は暗い場所もあります。小型の懐中電灯やヘッドライトを持参し、人通りの多い時間帯にトイレの場所と経路を確認しておくことをおすすめします。
実は多くの経験者が持っている秘密兵器が携帯トイレです。車内で使えるタイプのものを1セット持っていると、本当に困ったときの保険になります。実際に使うかどうかは別として、「最悪の場合これがある」という安心感が精神的に楽にしてくれます。
周りの車が気になりすぎる問題
初心者は「周りの車中泊者にどう思われているか」を過剰に気にしてしまいます。「自分の車だけ目立っているのでは」「迷惑をかけていないか」と心配になるんです。
結論から言うと、みんな自分のことで精一杯なので、あなたのことなど気にしていません。むしろ、気にしすぎて挙動不審になるほうが目立ちます。
ただし、初心者とベテランを見分けるポイントがあります。それは駐車してからの動きです。ベテランは到着後、淡々と必要な作業を済ませ、すぐに車内に入ります。初心者は駐車位置を何度も変えたり、車の外でウロウロしたりして落ち着きがありません。
おすすめは、事前に「到着後のルーティン」を決めておくことです。例えば「駐車→トイレ→温泉→食事→目隠し設置→就寝準備」という流れをメモしておき、それに従って行動すれば迷いません。
周りの車との距離も悩みどころです。可能なら左右に1台分のスペースを空けるのが理想ですが、混雑時は難しいでしょう。その場合でも、大型車の隣は避けることをおすすめします。エンジン音が大きく、夜間でもアイドリングする可能性があるからです。
朝の出発タイミングが分からない問題
「朝、何時に起きて何時に出発すればいいのか」これも初心者が悩むポイントです。周りに合わせようとすると、逆に変なタイミングになってしまいます。
道の駅の朝は午前5時から6時が最も動きがある時間帯です。トラックドライバーや仕事関係の人たちが出発するため、エンジン音やドアの開閉音で目が覚めることも多いでしょう。
おすすめは午前6時半から7時の起床です。この時間なら周囲も動き始めており、自分だけ遅いということもありません。レストランがある道の駅なら、7時から8時に開店することが多いので、朝食を食べてから出発できます。
出発前のルーティンも重要です。まず、エンジンをかける前に目隠しを外し、簡単に車内を片付けます。その後、トイレを済ませ、エンジンをかけて出発。この流れなら10分から15分で出発できます。
実は、朝の出発時が最も周囲に迷惑をかけやすいタイミングです。エンジン音、ドアの開閉、荷物の整理など、音が出る作業が集中するからです。ゆっくり丁寧に行動することを心がければ、騒音を最小限に抑えられます。
想定外の天候変化に対応できない問題
「朝起きたら雨が降っていた」「夜中に風が強くなった」など、天候の変化は車中泊の大敵です。特に初心者は対応方法が分からず、パニックになりがちです。
雨の場合、最も困るのが荷物の出し入れや移動です。傘を差しながらの作業は想像以上に大変で、車内も濡れてしまいます。
対策として、車内に折りたたみ傘を常備しておくのは当然として、レインコートやポンチョがあると両手が使えて便利です。また、大きめのゴミ袋を数枚持っていると、濡れた物を入れたり、緊急時のレインカバーにしたりと多用途に使えます。
強風の場合は、車が揺れて眠れないことがあります。特に軽自動車やハイエースのような車高の高い車は影響を受けやすいです。建物の風下側に駐車することで、ある程度風を避けられます。
予想外の寒さも初心者を苦しめます。天気予報では10度と出ていても、明け方は5度以下に下がることもあります。予備の毛布やブランケットを必ず車に積んでおきましょう。かさばらないアルミブランケットも有効です。
誰も教えてくれない車中泊の実践的テクニック
駐車位置の選び方で快適度が劇的に変わる
同じ道の駅でも、駐車する場所で快適度が全く違うんです。ベテランはこの選び方が本当にうまい。
まず避けるべき場所は、トイレの真正面です。人の往来が絶え間なく、ドアの開閉音も気になります。かといって、トイレから遠すぎると深夜の移動が大変です。トイレが斜め前に見える位置が理想的です。
自動販売機の近くも避けましょう。光がまぶしいだけでなく、夜中でも人が来て、コインの音や商品が落ちる音が響きます。
ゴミ置き場の近くも要注意です。においもそうですが、朝早くからゴミ収集車が来て騒音が発生します。
逆におすすめなのは、建物の壁に沿った端のエリアです。片側が壁なので人が通らず、落ち着いて休めます。ただし、街灯が近すぎないか確認してください。
駐車場の入口近くと奥側、どちらがいいかは意見が分かれますが、初心者には奥側をおすすめします。入口近くは夜間でも車の出入りがあり、ヘッドライトが車内を照らすことがあるからです。
車内の温度調整は想像以上に難しい
「寒いだろうと思って厚着して寝たら、暑くて目が覚めた」これ、初心者あるあるです。車内の温度管理は本当に難しいんです。
車内は密閉空間なので、体温で思った以上に暖かくなります。さらに、窓を完全に閉め切ると湿度が上がり、結露が発生します。この結露が厄介で、朝起きたら窓がびしょびしょということも珍しくありません。
解決策はわずかな換気です。運転席と助手席の窓を1センチメートルから2センチメートルだけ開けておくと、空気が循環して結露が大幅に減ります。「寒くならないか」と心配するかもしれませんが、寝袋や毛布があれば問題ありません。
夏場は逆に暑さとの戦いです。日が沈んでも車内温度はなかなか下がりません。駐車直後は全開で換気し、就寝時間になったら防犯のために窓を閉めますが、網戸代わりになるメッシュカーテンや虫除けネットがあると、窓を開けたまま寝られます。
USB充電式の小型扇風機は、夏場の車中泊の必需品です。ポータブル電源があれば、一晩中動かし続けられます。首振り機能があるものを選ぶと、車内全体に風が回って快適です。
食事問題の現実的な解決法
「車中泊の食事はどうすればいいのか」これも悩みどころです。料理系YouTuberのように車内で凝った料理を作るのは、初心者には現実的ではありません。
最も簡単で失敗がないのは、道の駅のレストランや売店を活用することです。多くの道の駅には地元の食材を使った食事処があり、リーズナブルな価格で美味しい食事ができます。
夕食は到着前にコンビニやスーパーで購入しておくのも賢い選択です。お弁当、おにぎり、サンドイッチなど、車内で食べやすいものを選びましょう。温かい食事が欲しい場合は、電子レンジが使える道の駅も増えています。
朝食は前日に購入しておくか、道の駅のパン屋さんで焼きたてパンを買うのもおすすめです。電気ケトルとポータブル電源があれば、インスタントコーヒーやカップスープで温かい朝食が楽しめます。
実は多くのベテランが実践しているのが昼食をメインにする戦略です。昼間に道の駅や観光地のレストランでしっかり食べ、夜は軽めにする。そうすれば車内での食事の手間が省け、ゴミも減ります。
車内で食べる際の注意点として、におい対策があります。カレーやラーメンなど香りの強いものを食べると、翌日まで車内ににおいが残ります。消臭剤や芳香剤を用意しておくと安心です。
スマホのバッテリー管理は生命線
現代の車中泊で最も重要なのがスマホのバッテリー管理です。地図アプリ、天気予報、施設の検索、緊急連絡など、すべてスマホに依存しているからです。
シガーソケットからの充電だけでは不十分です。エンジンを切った後は充電できないため、モバイルバッテリーは必須です。容量は最低でも10000mAh、できれば20000mAh以上のものを持ちましょう。
ポータブル電源があれば、スマホだけでなくタブレットやノートパソコンも充電できます。複数のデバイスを同時充電できるUSB充電器も便利です。
意外と見落としがちなのが充電ケーブルの予備です。ケーブルは断線しやすく、旅先で壊れると代替品を探すのが大変です。予備ケーブルを車に常備しておきましょう。
バッテリーの消費を抑えるコツとして、位置情報サービスをオフにする、画面の明るさを下げる、使わないアプリを終了するなどがあります。機内モードにしてWi-Fiだけオンにすれば、さらに省エネできます。
ベテランが密かに実践している裏技集
100円ショップグッズで快適度を上げる
実は100円ショップのアイテムが車中泊で大活躍します。高価な専用グッズを買う前に、まずは100均で揃えられるものを試してみましょう。
窓の目隠しは、アルミ保温シートを窓のサイズにカットして使えば、遮光と断熱の両方の効果があります。マジックテープで固定すれば、着脱も簡単です。
ワイヤーネットとS字フックを組み合わせれば、車内の収納スペースが劇的に増えます。ヘッドレストに引っ掛けて、タオルや服を吊るしたり、小物を入れた袋を下げたりできます。
圧縮袋は寝袋や衣類の収納に便利です。使わない時はコンパクトにしまえるので、車内スペースを有効活用できます。
滑り止めシートは、車内の荷物が動かないようにするのに重宝します。ダッシュボードにスマホを置く際にも使えます。
LEDライトは吊り下げ用のフック付きのものを選べば、車内天井に引っ掛けてランタン代わりになります。
プライバシー確保の工夫
車中泊で気になるのが外からの視線です。特に女性や家族連れは、しっかりとプライバシーを確保したいでしょう。
サンシェードは専用品が理想ですが、最初は汎用品や自作でも十分です。銀マットを窓のサイズに切り、黒い布を貼れば、外から見えない立派な目隠しになります。
カーテンレールを取り付けるのも効果的です。突っ張り棒を使えば、車体に穴を開けずにカーテンを設置できます。厚手の遮光カーテンを選べば、光も視線も完全にシャットアウトできます。
後部座席とトランクの境目には、大きめの布や毛布を垂らすと、居住スペースが区切られて落ち着きます。
実は、駐車位置でもプライバシーを確保できます。他の車中泊車両の近くに停めると、お互いに「車中泊仲間だな」と認識し合うため、変に気を使わなくて済みます。逆に、一般の観光客の車ばかりの場所に停めると、目立ってしまいます。
緊急時の対応準備
車中泊中に体調を崩したり、車のトラブルが発生したりすることもあります。緊急時の対応策を事前に考えておくことが重要です。
まず、常備薬は必ず持参しましょう。頭痛薬、胃腸薬、風邪薬、絆創膏など、基本的な救急セットを車に積んでおきます。
体調が悪くなった場合に備えて、最寄りの病院の場所をスマホで確認しておくことも大切です。夜間救急がある病院をチェックしておけば、万が一の時も慌てません。
車のトラブルに備えて、ロードサービスの連絡先を登録しておきましょう。JAFやクレジットカード付帯のロードサービスなど、いざという時にすぐ呼べるようにしておきます。
バッテリー上がりに備えて、ジャンプスターターを車に積んでおくのもおすすめです。小型で軽量なタイプなら、スマホの充電器としても使えて一石二鳥です。
季節ごとの隠れた注意点
梅雨時期の車中泊は想像以上に辛い
愛媛は温暖ですが、梅雨時期の車中泊は特別な注意が必要です。湿気との戦いになります。
雨が降り続くと、車内の湿度が異常に上がります。窓は結露でびしょびしょ、布製品は湿気を吸ってジメジメします。カビやにおいの原因にもなります。
対策として、除湿剤を車内に複数設置しましょう。靴用の小型除湿剤も便利です。また、換気を徹底することが重要です。雨が小降りになったタイミングで、窓を全開にして空気を入れ替えます。
寝袋や毛布は、晴れた日に必ず干すこと。湿気を含んだまま使い続けると、不快なだけでなく健康にも良くありません。
雨の日は温泉施設をフル活用しましょう。長めに湯船に浸かり、休憩室で身体を乾かせば、車に戻る頃には快適に過ごせます。
台風シーズンは無理をしない
9月から10月の台風シーズンは、車中泊を中止する勇気も必要です。「せっかく予定したのに」という気持ちは分かりますが、安全第一です。
台風が接近している時は、迷わずホテルやビジネスホテルに変更しましょう。直前でも空室がある施設はありますし、安全には代えられません。
もし車中泊中に台風が急接近した場合は、屋内退避できる施設に移動します。道の駅の建物内や、ショッピングセンターの駐車場など、強風を避けられる場所を探しましょう。
長期的に車中泊を楽しむための心構え
最初の一回で完璧を求めない
初めての車中泊は、うまくいかないことだらけが普通です。寝られない、寒い、暑い、不便だと感じるでしょう。でも、それが正常です。
大切なのは、失敗から学ぶこと。「次回はこうしよう」というメモを残しておけば、2回目、3回目と回数を重ねるごとに、どんどん快適になっていきます。
車中泊は経験値がモノを言う遊びです。焦らず、少しずつ自分なりのスタイルを見つけていきましょう。
お金をかけるべきポイントとケチるべきポイント
車中泊グッズは、優先順位をつけて揃えることが大切です。最初から全部買おうとすると、数十万円かかってしまいます。
絶対にお金をかけるべきは、マットとポータブル電源です。この2つで快適度が劇的に変わります。特にマットは、安物と高品質品で寝心地が全く違います。
逆に、最初はケチっても大丈夫なのが、食器類や調理器具です。外食や持ち込みで済ませれば、これらは不要です。必要性を感じてから購入しても遅くありません。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまで色々と説明してきましたが、正直なところ、初心者が最初にやるべきことはたった一つなんですよ。
それは「一番近い道の駅で、まず一晩寝てみる」こと。これに尽きます。
遠出する必要もないし、完璧な装備を揃える必要もない。家から30分で行ける道の駅で、とりあえず寝袋とマットだけ持って、一晩過ごしてみてください。
なぜなら、車中泊の何が快適で何が不快かは、実際にやってみないと絶対に分からないからです。ネットの情報を100記事読むより、一回の体験の方が100倍学びがあります。
個人的な経験から言うと、最初の車中泊で「これは無理だ」と思った人も、実は装備や場所選びを少し変えるだけで、「意外と快適じゃん」と感じることが多いんです。
特に愛媛の道の駅こまつオアシスなんかは、温泉も近いし静かだし、失敗しにくい。最悪寝られなくても、朝には家に帰れる距離なら、「まあ、経験だったな」で済みます。
それと、初心者が一番やりがちな失敗は「荷物を持ちすぎること」です。「あれも必要かも、これも必要かも」と詰め込んだ結果、車内が荷物だらけで寝るスペースがない、なんてことになります。
ぶっちゃけ、最低限必要なのはマットと寝袋と着替えと歯ブラシだけ。スマホとモバイルバッテリーがあれば、何とかなります。足りないものがあったら次回買えばいいんです。
あと、これは声を大にして言いたいんですが、初回は一人で行かない方が絶対にいいです。友人や家族と一緒なら、不安も半減するし、何かあっても助け合えます。「車中泊デビューしたいんだけど、一緒に行かない?」って誘ってみてください。案外、「実は興味あった」って人、多いですよ。
そして最後に、これだけは覚えておいてほしい。車中泊は手段であって目的じゃないんです。「車中泊がしたい」じゃなくて、「愛媛を自由に旅したいから車中泊を使う」っていう発想が大事。
だから、無理に毎日車中泊する必要もないし、疲れたらビジネスホテルに泊まればいい。「今日は温泉旅館に泊まりたい気分」なら、そうすればいい。柔軟性を持って、旅を楽しむことが一番です。
結局のところ、車中泊の魅力は「自由」なんですよ。好きな時に好きな場所に行って、好きなだけ滞在できる。この自由を味わうために、細かいルールやマナーは守りつつ、自分なりの楽しみ方を見つけていってください。
愛媛の温暖な気候と充実した道の駅は、あなたの車中泊デビューを全力で応援してくれます。最初の一歩を踏み出せば、新しい旅のスタイルが待っていますよ。
愛媛で初めて車中泊するならどこに行けばいいの?に関する疑問解決
道の駅での車中泊は本当に無料なの?
道の駅の駐車場自体は基本的に無料ですが、宿泊目的の利用は推奨されていません。あくまで「休憩や仮眠のための一時的な利用」という位置づけです。
RVパークが併設されている場合は有料(通常1泊1000円から2000円程度)ですが、電源や専用スペースが利用でき、より快適に過ごせます。車中泊歓迎を明示している道の駅もあるので、初心者はそういった施設を選ぶと安心です。
車中泊に必要な費用はどれくらい?
車中泊自体の駐車料金は基本的に無料ですが、その他の費用として食費、温泉代、燃料代がかかります。1泊あたりの目安は以下の通りです。
食費:1000円から2000円(外食または食材購入)
– 温泉代:500円から800円
燃料代:移動距離による
– RVパーク利用料:1000円から2000円(利用する場合)
合計で1泊3000円から5000円程度で楽しめるため、ホテルや旅館に比べて大幅に旅費を節約できます。
女性一人でも車中泊は安全?
適切な場所を選び、防犯対策を行えば女性一人でも車中泊は可能です。ただし、以下の点に注意してください。
人気のある道の駅を選ぶ(適度に他の車もいる場所)
– 目隠しをしっかりして車内を見えないようにする
夜間は鍵をしっかり閉める
– 人通りの少ない場所は避ける
緊急時の連絡手段を確保しておく
不安な場合は、RVパークや管理人がいる施設を選ぶと、より安心して車中泊できます。
車中泊に向いている車種は?
フラットに寝られるスペースがある車が理想的です。具体的には、ミニバン、SUV、ステーションワゴン、軽バンなどが車中泊に向いています。
シートをフルフラットにできる車種なら、普通車でも十分車中泊は可能です。ただし、マットは必須です。キャンピングカーでなくても、工夫次第で快適な車中泊環境を作れます。
何日前から計画を立てればいい?
最低でも1週間前から計画を立てる車中泊禁止の道の駅もあるの?
はい、一部の道の駅ではマナー違反が原因で車中泊が禁止されています。ただし、愛媛県内では2026年1月現在、全面的に車中泊を禁止している道の駅は少ないようです。
それでも、各施設には独自のルールがあるため、事前に公式サイトで確認するか、電話で問い合わせることをおすすめします。「宿泊目的での利用はご遠慮ください」という掲示がある場合は、その施設でのマナー違反が多発している証拠なので、別の道の駅を選びましょう。
まとめ
愛媛県は温暖な気候と充実した道の駅網により、車中泊初心者に最適な地域です。道の駅こまつオアシス、道の駅清流の里ひじかわ、道の駅虹の森公園まつのは、それぞれ異なる魅力を持つ初心者向けスポットとしておすすめできます。
車中泊を楽しむためには、アイドリング禁止、キャンプ行為の禁止、ゴミの持ち帰りなど、基本的なマナーを必ず守ることが重要です。適切な準備と装備を整え、季節に応じた対策を行えば、快適な車中泊体験ができるでしょう。
しまなみ海道や道後温泉、松山城など、愛媛には魅力的な観光スポットが数多くあります。車中泊を利用すれば、自由な旅程で愛媛の魅力を存分に楽しめます。
この記事で紹介した情報を参考に、ぜひ愛媛での初めての車中泊に挑戦してみてください。きっと素晴らしい旅の思い出が作れるはずです。安全運転と周囲への配慮を忘れず、楽しい車中泊ライフをお楽しみください。


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