「朝起きたら喉がカラカラで痛い」「夜中に何度も目が覚めて水を飲んでしまう」そんな経験、車中泊好きなら一度はあるのではないでしょうか。せっかくの車旅なのに、翌朝から喉の不調に悩まされては台無しですよね。実はこの「喉の異常な渇き」には、車中泊ならではの明確な原因があり、正しく理解すれば簡単に防ぐことができるのです。この記事では、車中泊歴10年以上のベテランたちの知恵と最新の医学的知見をもとに、あの不快な夜の正体を徹底解明していきます。
- 車中泊で喉が渇く主な原因はFFヒーターによる極端な乾燥と就寝中の口呼吸
- 冬場の車内湿度は20%台まで下がることがあり、これは砂漠並みの乾燥状態
- 濡れタオル、USB加湿器、マスク着用など複数の対策を組み合わせることが効果的
- なぜ車中泊の夜は喉がこれほど渇くのか?知られざるメカニズムを解説
- FFヒーターが引き起こす砂漠のような乾燥環境の真実
- 見落とされがちな原因である就寝中の口呼吸という落とし穴
- 季節別に見る車中泊の乾燥リスクと対策のポイント
- 今夜から実践できる車中泊の喉乾燥対策7選
- 初心者が陥りやすい喉乾燥の罠と見落としがちな落とし穴
- 結露と乾燥は矛盾しない!初心者が混乱しやすい車内環境の真実
- 「朝起きたら喉が痛い」そのときの緊急対処法
- USB加湿器の選び方を間違えると電源が持たない問題
- マスクの選び方で効果が3倍変わる知られざる事実
- 体験者が語る「これやっておけばよかった」後悔ポイント
- 車種別・設備別のベストな乾燥対策早見表
- ぶっちゃけこうした方がいい!
- 車中泊で喉が異常に渇く夜の正体に関するよくある疑問
- まとめ
なぜ車中泊の夜は喉がこれほど渇くのか?知られざるメカニズムを解説

車中泊のイメージ
自宅で寝るときはそこまで気にならないのに、車中泊のときだけ喉がカラカラになる。この現象には、車という閉鎖空間ならではの複合的な要因が絡み合っています。まず押さえておきたいのは、車内の空間は住宅と比べて圧倒的に狭いという点です。一般的な住宅の寝室が8畳(約13㎡)程度あるのに対し、キャンピングカーのベッドスペースは2〜4㎡程度、普通車であればさらに狭くなります。
この狭い空間で人間が一晩呼吸をすると、どうなるでしょうか。人は睡眠中に約200〜300mlの水分を呼気として放出するといわれています。しかし、空気が含むことができる水分量(飽和水蒸気量)は気温によって決まっており、気温が低いほど空気中に含める水分量は少なくなるのです。つまり冬場の冷えた車内では、人の呼気から出た水分はすぐに飽和状態に達し、窓ガラスなどの冷たい面に結露として付着してしまいます。
ここで多くの人が「じゃあ車内は湿度が高くなるはずでは?」と思うかもしれません。確かにエンジンを切った状態で窓を閉め切って寝ると、翌朝には窓がびっしり結露していることがあります。しかし問題は、暖房を使用したときに状況が一変することです。
FFヒーターが引き起こす砂漠のような乾燥環境の真実
近年、車中泊愛好家の間で急速に普及しているFFヒーター。エンジンを止めたままでも車内を暖められる画期的な装備として人気を集めていますが、この便利なヒーターこそが「喉カラカラ問題」の最大の原因となっているケースが非常に多いのです。
FFヒーターの仕組みを簡単に説明すると、車外から取り込んだ空気をヒーター内部で燃焼させて温め、その温風を車内に送り込むというものです。燃焼後の排気ガスは車外に排出されるため、一酸化炭素中毒の心配がなく安全に使用できます。しかし、この「車外の空気を取り込んで温める」という過程が問題なのです。
冬の外気は非常に乾燥しています。例えば気温0℃、相対湿度50%の外気を25℃まで温めると、相対湿度は約10〜15%まで低下します。これは砂漠地帯に匹敵する乾燥度合いで、人が快適に過ごせる湿度40〜60%を大幅に下回っています。
ある車中泊愛好家が実際に計測したデータによると、FFヒーターを使用した車内の湿度は20%前半まで下がることも珍しくないとのこと。しかも車内は狭いため、一度乾燥するとなかなか湿度が回復しません。この極端に乾燥した空気を一晩中吸い続けることで、喉の粘膜が乾燥し、朝にはカラカラの状態になってしまうのです。
エンジンかけっぱなしの暖房も同様に危険
「FFヒーターは持っていないから大丈夫」と思った方も油断は禁物です。エンジンをかけたまま車のエアコンで暖房を使用する場合も、同様の乾燥問題が発生します。車のエアコン暖房は、エンジンの熱を利用して空気を温めるため、やはり車内の湿度を大きく下げてしまいます。そもそもエンジンのかけっぱなしは騒音や排気ガスの問題、さらには一酸化炭素中毒のリスクもあるため、車中泊では避けるべき行為です。
見落とされがちな原因である就寝中の口呼吸という落とし穴
暖房による乾燥と並んで見落とされがちなのが、就寝中の口呼吸です。普段は鼻呼吸ができている人でも、疲労や姿勢の問題、あるいは乾燥した空気によって鼻の粘膜が腫れることで、無意識のうちに口呼吸に切り替わってしまうことがあります。
鼻呼吸の場合、吸い込んだ空気は鼻腔を通過する間に適度な湿度と温度に調整され、喉や肺に優しい状態で届けられます。しかし口呼吸では、乾燥した空気が直接喉の粘膜に当たるため、急速に水分が奪われていきます。特に車内が乾燥している状態で口呼吸をすると、ダブルパンチで喉にダメージを与えてしまうのです。
医学的な観点からも、口呼吸が続くと喉の粘膜の防御機能が低下し、ウイルスや細菌に感染しやすくなることが指摘されています。車中泊から帰ってきて風邪をひいてしまった経験がある方は、喉の乾燥が原因だった可能性が高いといえるでしょう。
睡眠時無呼吸症候群との意外な関係
睡眠中に喉が異常に渇くという症状は、睡眠時無呼吸症候群のサインである可能性もあります。この症候群は睡眠中に一時的に呼吸が止まることが特徴で、それによって口呼吸が増え、喉が乾燥しやすくなります。いびきが激しい方、朝起きたときに頭痛がある方、日中に強い眠気を感じる方は、一度専門医に相談することをおすすめします。
季節別に見る車中泊の乾燥リスクと対策のポイント
車中泊における喉の乾燥リスクは、季節によって大きく異なります。それぞれの季節の特徴を理解して、適切な対策を講じることが重要です。
冬季は最も注意が必要なハイリスクシーズン
冬は外気そのものが乾燥しているうえ、暖房器具を使用することで車内の湿度が極端に低下します。さらに防寒のために窓を完全に閉め切ることが多く、換気不足で空気が澱みやすくなります。気温差による結露も発生しやすく、結露した水分は窓や壁面に奪われてしまうため、空気中の湿度はさらに下がるという悪循環に陥りやすいのです。
夏季は熱中症と脱水に注意
夏場はエアコンを使用しない限り車内の気温が急上昇するため、体から大量の汗が失われます。「喉が渇いた」と感じたときには、すでに軽度の脱水状態になっている可能性があるため、意識的にこまめな水分補給を心がける必要があります。また、標高の高い涼しい場所に移動して車中泊をすることで、暑さによる乾燥リスクを軽減できます。
春秋は比較的快適だが油断は禁物
春と秋は気温も湿度も比較的穏やかで、車中泊には最適なシーズンです。ただし、朝晩の冷え込みで暖房を使用する機会もあり、また花粉の季節には鼻詰まりから口呼吸になりやすいため、完全に安心というわけではありません。
今夜から実践できる車中泊の喉乾燥対策7選
ここからは、実際に効果のある具体的な対策方法をご紹介します。一つの対策だけでなく、複数の方法を組み合わせることで、より高い効果が期待できます。
濡れタオルを車内に干す
最もシンプルで効果的な方法が、濡らしたタオルを車内に干しておくことです。特別な道具も電源も必要なく、今夜からすぐに実践できます。フェイスタオルを水で濡らし、軽く絞ってからハンガーやS字フックで吊るしておくだけ。FFヒーターを使用している場合は、ヒーターの温風が当たる場所に干すと、水分の蒸発が促進されて効率的に加湿できます。
USB加湿器を活用する
ポータブル電源やモバイルバッテリーと組み合わせて、USB給電の小型加湿器を使用する方法も効果的です。最近は車中泊に適したコンパクトサイズの製品が多数販売されており、価格も手頃になっています。ただし、加湿しすぎると結露がひどくなるため、顔の近くに置いて局所的に使用するのがコツです。
マスクを着用して眠る
マスクを着けたまま眠ることで、自分の呼気による湿度を口元に留めることができます。特に「ぬれマスク」タイプの製品は、マスク内側の湿度を高く保つことができるため、喉の乾燥防止に非常に効果的です。マスクが苦手な方は、口元だけを覆うネックウォーマーを試してみるのも一つの方法です。
就寝前に温かい飲み物で喉を潤す
就寝前にコップ1杯程度の白湯やハーブティーを飲むことで、体内から喉を潤すことができます。ただし、冷たい飲み物は気道を刺激する可能性があるため、常温か温かい飲み物を選びましょう。また、カフェインやアルコールは利尿作用があり脱水を促進するため、就寝前は避けるのが賢明です。
口テープで口呼吸を防止する
睡眠中の口呼吸が気になる方には、専用の口テープの使用がおすすめです。これは唇を軽く閉じた状態でテープを貼り、物理的に口が開くのを防ぐものです。慣れないうちは違和感があるかもしれませんが、使い続けることで自然と鼻呼吸の習慣が身につくというメリットもあります。
枕元にペットボトルを常備する
夜中に喉が渇いて目が覚めたとき、すぐに水分補給ができるよう、枕元にペットボトルの水を置いておきましょう。暗闇でも手が届く位置に置いておくことで、スムーズに水分を摂取できます。冬場は保温ボトルに白湯を入れておくと、冷たい水を飲んで体が冷えるのを防げます。
換気と加湿のバランスを取る
完全に窓を閉め切らず、ほんの少しだけ窓を開けておくことで、新鮮な外気を取り入れることができます。ただし、外気も乾燥している場合は効果が限定的です。また、窓用の換気扇を設置している場合は、吸気と排気のバランスを調整することで、車内の空気環境を改善できます。
初心者が陥りやすい喉乾燥の罠と見落としがちな落とし穴

車中泊のイメージ
車中泊デビューしたばかりの方から「記事に書いてある対策を全部やったのに、まだ喉が乾くんですけど…」という声をよく耳にします。実はこれ、対策の組み合わせ方や実行タイミングを間違えているケースがほとんどなんです。ここでは、ベテランでも意外と知らない「対策が効かない本当の理由」を暴いていきます。
濡れタオルが乾いたあとの車内は逆に乾燥する事実
「濡れタオル干しておけばOK」と思っていませんか?これ、半分正解で半分間違いです。問題はタオルが完全に乾いてからの時間帯。FFヒーターの温風が当たる場所に干すと、薄手のタオルなら2〜3時間で乾ききってしまいます。そしてタオルが乾いた後は、むしろ乾燥した空気だけが循環する状態に。夜中の2時に干したタオルが5時には乾いていて、起床する7時には喉カラカラ…というパターン、実は非常に多いんです。
解決策はシンプル。厚手のバスタオルを使う、もしくはタオルを二重にして干すこと。水分の蒸発時間が延び、朝まで加湿効果が持続します。さらに、タオルを絞りすぎないことも重要。したたり落ちない程度にしっかり濡れた状態で干すのがベストです。
加湿器の置き場所を間違えると効果ゼロになる現実
USB加湿器を導入したのに効果を感じられない方、置き場所を確認してみてください。車内の隅っこに置いていませんか?超音波式の小型加湿器は噴霧範囲が非常に狭いのが特徴。床置きにすると、ミストが顔まで届く前に下方向に落ちてしまいます。
理想的な置き場所は、顔と同じ高さか、やや高い位置。具体的には枕元の棚や、ヘッドレストに取り付けられるホルダーを使うのがおすすめ。ミストが直接顔に向かって噴霧されることで、呼吸する空気だけを効率的に加湿できます。車内全体を加湿しようとすると結露地獄になりますが、顔周辺だけなら結露も最小限に抑えられます。
結露と乾燥は矛盾しない!初心者が混乱しやすい車内環境の真実
「窓がビショビショに結露してるのに、なんで喉は乾くの?」これ、車中泊初心者が最も混乱するポイントです。論理的には「水分があるなら湿度が高いはずでは?」と思いますよね。でも実は、結露が発生する場所と呼吸する空気の層は別物なんです。
温度差が生み出す車内の見えない二層構造
冬の車内では、暖かい空気は上に、冷たい空気は下に溜まる「温度成層」が発生します。FFヒーターで温められた乾燥した空気は車内上部に、一方で冷たい窓ガラスの周辺には湿った空気が接触して結露になります。
つまり、寝ている人の顔周辺は乾燥した温かい空気、窓際は結露するほど湿った冷たい空気という二層構造になっているのです。だから「窓は結露してるのに喉はカラカラ」という一見矛盾した状態が起こります。
この二層構造を逆手に取った裏ワザ
ここで一つの裏ワザがあります。それは寝る位置を窓際にすること。え、寒いんじゃないの?と思うかもしれませんが、窓に断熱シェードを貼っておけば冷気は遮断できます。そして窓際付近のほうが相対湿度が高いため、喉の乾燥が和らぐんです。
ただし、これはFFヒーターの温風が直接当たらない位置であることが前提。温風の吹き出し口から離れた窓際がベストポジションです。車内の温度ムラを逆に活用する、ちょっと上級者向けのテクニックですね。
「朝起きたら喉が痛い」そのときの緊急対処法
どんなに対策しても、うっかり喉をやられてしまうことはあります。問題はそのあとの初動。車中泊旅の途中で風邪をひいてしまったら、せっかくの旅が台無しになりかねません。ここでは、朝起きて喉の痛みに気づいたときの緊急対処法を時系列で解説します。
起床直後30分以内にやるべき3つのこと
その1常温の水をゆっくり飲む。冷たい水は刺激になるためNGです。ペットボトルを車内に置いておけば、冬でも凍らない限りは常温程度になっているはず。一気に飲まず、口に含んで喉を潤すようにゆっくり飲みましょう。
その2蒸気を吸い込む。カップにお湯を注いで顔を近づけ、立ち上る湯気をゆっくり吸い込みます。電気ケトルがあれば数分でできる応急処置です。この蒸気吸入で喉の粘膜に直接水分を補給できます。
その3のど飴かハチミツを舐める。車中泊の常備品としておすすめなのがハチミツ。スティック状の個包装タイプなら場所も取らず、殺菌作用と保湿効果で喉のケアに最適です。ただし、1歳未満のお子さんには絶対に与えないでください。
道の駅やSAで手に入る喉ケアアイテム
旅先で喉をやられた場合、近くの道の駅やサービスエリアで応急物資を調達しましょう。コンビニが併設されていれば、以下のアイテムが手に入ります。
- のど飴・トローチ定番中の定番。メントール系は刺激が強いので、ハチミツ系やプロポリス系がおすすめ
- のどスプレー炎症を抑える成分入りで、痛みが強い場合に効果的
- 使い捨てマスク喉を潤すためだけでなく、これ以上の悪化を防ぐため日中も着用推奨
USB加湿器の選び方を間違えると電源が持たない問題
「加湿器買ったけど、朝まで電源が持たなかった」これも初心者あるあるです。USB加湿器の消費電力は製品によって大きく異なり、選び方を間違えるとポータブル電源の容量をあっという間に消耗してしまいます。
車中泊に最適な加湿器のスペック目安
結論から言うと、消費電力2W以下の超音波式加湿器を選ぶのが正解。この条件を満たせば、100Whクラスの小型ポータブル電源でも8時間以上の連続運転が可能です。
計算式はシンプルで、バッテリー容量(Wh)÷ 消費電力(W)= 使用可能時間。例えば100Whのバッテリーで2Wの加湿器を使うなら、理論上は50時間使えます。ただし変換ロスを考慮して7〜8割程度と見積もるのが現実的です。
加湿器の稼働時間を延ばすテクニック
連続運転モードではなく、間欠運転モード(ミストが数秒おきに出るモード)がある製品を選ぶと消費電力を半分以下に抑えられます。顔の近くに置くなら間欠運転でも十分な効果があるため、バッテリー節約と加湿効果の両立が可能です。
また、就寝時だけでなく「就寝前の1時間」に加湿器を稼働させて車内の湿度を上げておくのも効果的。就寝中は弱運転か間欠運転に切り替えれば、トータルの消費電力を抑えられます。
マスクの選び方で効果が3倍変わる知られざる事実
「マスクして寝てるのに朝は喉が痛い」という方、もしかして日中用の不織布マスクを使っていませんか?実は就寝用マスクと日中用マスクは別物。選び方を間違えると、せっかくの対策が無駄になってしまいます。
就寝用マスクに求められる3つの条件
条件1通気性が高いこと。日中用の高性能フィルターマスクは息苦しく、睡眠中に無意識に外してしまいがち。就寝用はガーゼやシルクなど通気性の良い素材がベストです。
条件2保湿性があること。シルク素材は天然の保湿力があり、マスク内の湿度を適度に保ってくれます。また「ぬれマスク」タイプは、マスク内にウェットフィルターが入っており、約10時間の保湿効果が持続する製品もあります。
条件3耳が痛くならないこと。一晩中着用するため、耳紐の素材や太さは重要。アジャスター付きで長さ調節できるタイプや、ネックウォーマー型で耳にかけないタイプがおすすめです。
シルクマスクが車中泊に最強な理由
様々な素材の中で車中泊に最もおすすめなのがシルク(絹)素材のマスク。その理由は主に3つあります。
まず吸湿性と放湿性のバランス。シルクは呼気の水分を吸収しつつ、過剰な湿気は外に逃がすため、マスク内が蒸れにくく快適です。次に温度調節機能。夏は涼しく冬は暖かい特性があるため、オールシーズン使えます。そして肌触りの良さ。一晩中顔に触れていても肌荒れしにくく、朝起きたときのマスク跡も残りにくいのです。
価格は不織布マスクより高めですが、洗濯して繰り返し使えるため、長期的にはコスパも良好。車中泊の常備品として1枚持っておくと安心です。
体験者が語る「これやっておけばよかった」後悔ポイント
ここからは、実際に車中泊で喉をやられた経験者たちの生の声から学んでいきます。同じ失敗を繰り返さないための、リアルな教訓集です。
体験談1初日は大丈夫だったのに2日目でダウン
「1泊目は特に問題なかったから油断してた。2日目の夜に寒くてFFヒーターを強めにしたら、翌朝には声がガラガラに。そのまま風邪に発展して、3日目は車内で寝込むはめに…」
教訓連泊するほど喉へのダメージは蓄積する。1日目で大丈夫だったからといって対策を怠らないこと。特に2日目以降は意識的にケアを強化しましょう。
体験談2加湿器入れすぎて結露地獄
「喉が乾くのが嫌で大きめの加湿器を最強運転で一晩中回したら、朝起きたら窓どころか天井まで水滴だらけ。寝袋もしっとりして最悪だった」
教訓車内で住宅用の加湿器を使うのはNG。車内は極めて狭い空間なので、適正な加湿量は自宅の10分の1以下。局所的な加湿を心がけること。
体験談3お酒飲んで寝たら脱水で喉カラカラ
「車中泊の夜の楽しみで缶ビール3本飲んで寝たら、夜中に喉の渇きで何度も起きた。アルコールの利尿作用を完全に舐めてた」
教訓アルコールは脱水を促進する。お酒を楽しむなら、就寝前に同量以上の水を飲んでから寝ること。理想は就寝2時間前には飲酒を終えること。
車種別・設備別のベストな乾燥対策早見表
車中泊のスタイルは人それぞれ。普通車でシートを倒して寝る人から、本格的なキャンピングカーまで様々です。それぞれの環境に合った対策を一覧にまとめました。
普通車(シートアレンジ)の場合
空間が最も狭いため、マスク着用が最優先。加湿器を置くスペースも限られるので、ペットボトル取付型のスティック加湿器が省スペースで便利です。暖房はエンジンを切って電気毛布や寝袋で対応するのが理想。どうしても寒い場合は、防寒を諦めて車中泊可能な施設に移動することも検討しましょう。
バン・ワゴン車の場合
荷室を寝床にする場合、濡れタオル+小型USB加湿器の併用が効果的。FFヒーターを搭載しているなら、吹き出し口から離れた位置に寝床を設置し、枕元に加湿器を置くのがベスト配置。天井が高い車種なら、濡れタオルを天井近くに干すと水分が下に降りてきて効率的です。
キャンピングカーの場合
居住スペースが広い分、加湿の効果が分散しやすいのが難点。寝室スペースをカーテンで仕切ることで、加湿エリアを限定できます。また、換気扇が標準装備されていることが多いため、弱風で常時換気しながらの加湿がおすすめ。結露対策と加湿のバランスが取りやすくなります。
ぶっちゃけこうした方がいい!
正直な話、ここまで色々と対策を書いてきたけど、ぶっちゃけ全部やる必要はないんですよね。むしろ、あれもこれもと手を出しすぎると、準備が面倒になって車中泊そのものが億劫になる。本末転倒です。
じゃあ何が一番効率的かって言うと、個人的には「シルクマスク1枚」と「枕元のペットボトル」、この2つだけでいいと思ってます。マジでこれだけで8割は解決する。
なぜかというと、喉が乾く最大の原因は「乾燥した空気を直接吸うこと」と「夜中に目覚めたとき水分が取れないこと」の2つだから。シルクマスクは自分の呼気の水分をマスク内に留めてくれるから、周りの空気がどんなに乾燥してても、呼吸する空気だけは潤ってる状態をキープできる。んで、それでも夜中にちょっと乾きを感じたら、枕元の水をひと口飲めばOK。
加湿器とか濡れタオルとか、もちろん効果はあるんだけど、電源の問題とか、結露とか、置き場所とか、考えることが多すぎるんですよね。その点、マスクとペットボトルはどんな車種でも、どんな季節でも、電源なしで実行できる。荷物も増えない。
結局のところ、車中泊で大事なのは「無理なく続けられるかどうか」なんです。完璧な対策を目指して疲弊するより、最小限の手間で最大の効果を得られる方法を選ぶ。それが「喉カラカラ問題」から解放される一番の近道だと、何十泊も車中泊してきた経験から断言できます。
あ、でもFFヒーターをガンガンに炊いて寝る人は別ね。あれはさすがにマスクだけじゃ厳しいから、濡れタオル併用は必須。でもそれ以外の人は、まずはマスクとペットボトルから始めてみて。それで足りなければ他の対策を足していけばいい。シンプルに始めて、必要なら足す。この考え方が、快適な車中泊ライフを長く続けるコツだと思います。
車中泊で喉が異常に渇く夜の正体に関するよくある疑問
エンジンを切って窓を閉め切っても喉が渇くのはなぜ?
暖房を使用せず窓も閉め切った状態で喉が渇く場合、考えられる原因は主に二つあります。一つ目は就寝中の口呼吸です。疲労や姿勢の影響で、無意識のうちに口で呼吸してしまっている可能性があります。二つ目は、そもそも車内の空間が狭いため、呼吸によって放出された水分が結露として窓に奪われ、空気中の湿度が下がってしまうことです。マスクの着用や枕の高さ調整など、口呼吸を防ぐ対策を試してみてください。
加湿器を使うと結露がひどくなりませんか?
その通りです。狭い車内で過度に加湿すると、窓ガラスや内装に大量の結露が発生し、カビの原因になることもあります。加湿器を使用する場合は、車内全体を加湿しようとせず、顔の近くだけを局所的に加湿する使い方がおすすめです。また、湿度計を設置して数値を確認しながら調整するとよいでしょう。適正な湿度は40〜60%程度とされています。
鍋料理で車内を加湿する方法は効果的?
車内で鍋料理やお湯を沸かすと、大量の蒸気が発生して一時的に湿度は上がります。しかし、この方法には注意点があります。急激に湿度が上がると結露も大量に発生しやすく、また食事後に換気をすると湿度も一緒に逃げてしまいます。料理を楽しみたい場合はよいですが、加湿を主目的とするなら濡れタオルやUSB加湿器のほうが持続的で効果的です。
喉の乾燥を放置するとどんなリスクがある?
喉の粘膜は、ウイルスや細菌から体を守るバリアの役割を果たしています。乾燥によってこの機能が低下すると、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。また、慢性的な喉の乾燥は声枯れや咳の原因にもなり、ひどい場合は喉の炎症を引き起こすこともあります。車中泊を健康的に楽しむためにも、喉のケアは怠らないようにしましょう。
まとめ
車中泊で喉が異常に渇く夜の正体は、主に暖房器具による極端な乾燥と就寝中の口呼吸という二つの要因が組み合わさったものでした。特にFFヒーターを使用する冬場の車中泊では、車内の湿度が20%台まで低下することもあり、これは砂漠並みの乾燥環境といえます。
対策としては、濡れタオルを干す、USB加湿器を使う、マスクを着用する、口テープで口呼吸を防ぐなど、複数の方法を組み合わせることが効果的です。また、就寝前の水分補給や、枕元へのペットボトル常備など、基本的な準備も忘れずに行いましょう。
正しい知識と適切な対策があれば、喉の不調に悩まされることなく快適な車中泊を楽しむことができます。今夜の車中泊から、ぜひこれらの対策を実践してみてください。朝起きたときの喉の状態が、きっと変わるはずです。


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