毎年5月に届く軽自動車税の納付書を見て、「あれ、去年より高くなってない?」と驚いた経験はありませんか?実は軽自動車税は、新車登録時期や経過年数によって税額が変わる複雑な仕組みになっています。さらに2026年3月末には環境性能割が廃止されるという大きな税制改正が決定し、車の購入タイミングによって数万円もの差が生まれることになりました。
この記事では、車の維持費を少しでも抑えたいと考えているあなたに向けて、軽自動車税の基本から2026年最新の税制改正情報、そして誰でも実践できる節税テクニックまで徹底解説します。
- 自家用軽自動車の年間税額は10,800円で普通車の半額以下という圧倒的な経済性
- 2026年3月末に環境性能割が廃止され購入時の税負担が最大3%軽減される見込み
- 新車登録から13年経過すると約20%の重課税が適用されるため買い替え時期の見極めが重要
- 軽自動車税の基本を正しく理解しよう
- 2026年最新版の軽自動車税額を早見表で確認
- 2026年税制改正で環境性能割が廃止へ
- 軽自動車にかかる税金の全体像を把握する
- 維持費全体で見ると軽自動車はどれだけお得なのか
- 軽自動車税を賢く節約するための実践テクニック
- 軽自動車税を払い忘れた!そんなときの緊急対処マニュアル
- 車検直前に納税証明書がない!という緊急事態の乗り越え方
- 親から子へ、友人同士で…軽自動車を譲り受けたときの手続き完全ガイド
- 引っ越したら軽自動車の住所変更も忘れずに!放置のリスクと手続き方法
- 経験者が語る!軽自動車オーナーが陥りがちな失敗と回避法
- 軽自動車税を確実に管理するための仕組みづくり
- ぶっちゃけこうした方がいい!
- 軽自動車税に関するよくある質問
- まとめ
軽自動車税の基本を正しく理解しよう

車について疑問を持っている人のイメージ
軽自動車税とは、毎年4月1日時点で軽自動車を所有している人に課される地方税のことです。正式名称は「軽自動車税(種別割)」といい、2019年の税制改正でこの名称に変更されました。納税先は普通車の自動車税が都道府県であるのに対し、軽自動車税は市区町村となっている点が大きな違いです。
課税の基準日は毎年4月1日で、この日に車検証に記載されている所有者が1年分の税金を納める義務を負います。納付書は通常4月下旬から5月上旬にかけて届き、納付期限は原則として5月末日に設定されています。ただし青森県や秋田県など一部の自治体では6月末を納付期限としているケースもあるため、届いた納付書で必ず確認するようにしましょう。
普通車との税額差はどのくらいあるのか
軽自動車税の最大の魅力は、普通車と比べて圧倒的に税金が安いという点です。自家用乗用の軽自動車は年間10,800円の一律税額であるのに対し、普通車は排気量によって25,000円から110,000円まで幅広く設定されています。例えば1,500cc超から2,000cc以下の普通車であれば36,000円かかるため、軽自動車との差額は年間25,200円にもなります。
この差額を10年間で計算すると25万円以上の節約になるわけですから、日常の買い物や通勤がメインの使い方であれば、軽自動車を選ぶ経済的メリットは非常に大きいといえるでしょう。
2026年最新版の軽自動車税額を早見表で確認
軽自動車税の税額は、車種区分と用途によって細かく設定されています。以下の表で自分の車がどの区分に該当するか確認してみてください。
| 車種区分 | 用途 | 標準税額 | 13年経過後の重課税額 |
|---|---|---|---|
| 四輪乗用 | 自家用 | 10,800円 | 12,900円 |
| 四輪乗用 | 営業用 | 6,900円 | 8,200円 |
| 四輪貨物 | 自家用 | 5,000円 | 6,000円 |
| 四輪貨物 | 営業用 | 3,800円 | 4,500円 |
| 三輪 | 全用途 | 3,900円 | 4,600円 |
注意が必要なのは、2015年3月31日以前に初度検査を受けた軽自動車は旧税率が適用され、自家用乗用車の場合は7,200円となる点です。ただし旧税率が適用される車両であっても、新車登録から13年を経過すると12,900円の重課税率が適用されます。つまり古い車ほど税負担が重くなる仕組みになっているのです。
2026年税制改正で環境性能割が廃止へ
2025年12月に発表された2026年度税制改正大綱において、車の購入時に課される環境性能割が2026年3月31日をもって廃止されることが決定しました。これは自動車ユーザーにとって待望のニュースといえます。
環境性能割とは、2019年10月に自動車取得税の代わりとして導入された税金で、車両の取得価額に対して燃費性能に応じた0%から2%(普通車は3%)の税率が課されていました。例えば150万円の軽自動車を購入する場合、燃費基準の達成度合いによっては最大3万円の税金がかかっていたのです。
この廃止により、2026年4月以降に車を購入する際は消費税のみで取得できるようになります。長年にわたり自動車業界や消費者団体が「消費税との二重課税だ」と指摘してきた問題がようやく解消される形となりました。
エコカー減税とグリーン化特例の最新動向
環境性能割は廃止される一方で、エコカー減税とグリーン化特例は継続されます。エコカー減税は自動車重量税を軽減する制度で、2026年4月30日まで延長されることが決定しています。ただし燃費基準の達成度合いが厳格化され、免税となる基準が従来の100%から105%に引き上げられる点には注意が必要です。
グリーン化特例は、電気自動車や燃料電池自動車などの環境性能に優れた車を購入した場合に、翌年度の軽自動車税が最大75%軽減される制度です。こちらも2026年3月31日まで延長されており、軽EVを検討している方には朗報といえるでしょう。軽EVの場合、通常10,800円の税額が2,700円まで軽減されます。
軽自動車にかかる税金の全体像を把握する
軽自動車を所有すると、毎年の軽自動車税だけでなく複数の税金や費用がかかります。購入から維持までの全体像を把握しておくことで、より正確な資金計画を立てることができます。
購入時にかかる税金と費用
新車や中古車を購入する際には、車両本体価格に加えて消費税が必要です。2026年3月末までは環境性能割もかかりますが、前述の通り4月以降は廃止されます。このほか、登録手続きにかかる諸費用として、自賠責保険料や検査登録費用、リサイクル料金などが発生します。
中古車の場合、環境性能割は取得価額に経過年数に応じた残価率を掛けて算出されます。軽自動車は4年で残価率がゼロになるため、4年以上経過した中古車や取得価額が50万円以下の車両については環境性能割が免除されます。
車検時にかかる自動車重量税
自動車重量税は、新車購入時と車検時に納付する国税です。軽自動車の場合、車両の重さに関係なく一律で年間3,300円と定められています。新車購入時は3年分の9,900円、継続車検時は2年分の6,600円を支払う形となります。
ただし新車登録から13年を経過すると年間4,100円に、18年を経過すると年間4,400円に増額されます。普通車は車両重量0.5トンごとに税額が加算されていくため、軽自動車の税負担の軽さが際立つ部分です。
維持費全体で見ると軽自動車はどれだけお得なのか
税金だけでなく保険料やガソリン代、車検費用なども含めた年間維持費を軽自動車と普通車で比較すると、その差は歴然としています。一般的な使用条件で試算した場合、軽自動車は普通車よりも年間4万円から10万円程度維持費を抑えられるとされています。
具体的に見てみると、自動車税だけで年間1万4,000円から2万5,000円以上の差があり、任意保険料も軽自動車の方が年間5,000円から2万円程度安くなる傾向があります。さらに軽自動車は燃費性能に優れた車種が多く、ガソリン代でも年間1万円以上の節約が期待できます。車検費用についても基本料金と法定費用の両方で軽自動車の方が安く設定されているため、2年に1度の車検でも1万円以上の差が出てきます。
軽自動車税を賢く節約するための実践テクニック
軽自動車税そのものの金額は法律で決まっていますが、購入や売却のタイミング、支払い方法の工夫によって実質的な負担を軽減することは可能です。
4月2日以降の購入で1年分の税金を節約
軽自動車税は4月1日時点の所有者に1年分が課税される仕組みです。つまり4月2日以降に購入すれば、その年度の軽自動車税は発生しません。翌年の4月1日時点で初めて課税対象となるため、実質的に1年近く税金を払わずに車に乗れることになります。これは普通車の自動車税にはない軽自動車特有のメリットです。普通車は月割計算で登録月から課税されますが、軽自動車には月割制度がないのです。
売却や廃車は3月中に済ませるのがベスト
逆に車を手放す場合は、3月31日までに名義変更や抹消登録を完了させることが重要です。4月1日を過ぎてしまうと、その年度分の軽自動車税全額を支払う義務が発生します。軽自動車税には還付制度がないため、4月2日以降に廃車にしても1年分の税金は戻ってきません。売却を検討している方は、年度末の3月中に手続きを完了させるよう計画的に動きましょう。
13年経過前の買い替えで重課税を回避
新車登録から13年を経過すると、軽自動車税は約20%増の12,900円に引き上げられます。自動車重量税も13年と18年のタイミングで増額されるため、古い車を持ち続けることの税負担は年々重くなっていきます。13年が近づいてきたら、買い替えを真剣に検討する価値があるでしょう。ただし電気自動車やハイブリッド車などのエコカーは経年重課の対象外となっている点も覚えておいてください。
軽自動車税を払い忘れた!そんなときの緊急対処マニュアル

車について疑問を持っている人のイメージ
毎年5月に届く納付書、つい後回しにしていたら期限を過ぎてしまった…という経験はありませんか?実は軽自動車税の払い忘れは意外と多く、対処法を知らずに焦ってしまう方が少なくありません。ここでは払い忘れに気づいたときの具体的な行動手順と、最悪の事態を避けるためのポイントを詳しく解説します。
期限を過ぎても慌てないで!まずやるべき3つのこと
納付期限を過ぎてしまったことに気づいたら、まず深呼吸して落ち着きましょう。払い忘れに気づいた時点で即座に行動すれば、大きなペナルティを回避できる可能性が高いです。
最初に確認すべきは、手元の納付書がまだ使えるかどうかです。納付書には取扱期限が記載されており、この期限内であればコンビニや金融機関でそのまま支払うことができます。期限内なら普段通りの方法で納付可能なので、見つけ次第すぐに支払いを済ませましょう。
納付書の取扱期限が切れている場合でも、まだ督促状は届いていないことが多いです。その場合は市区町村の税務課に連絡して、新しい納付書を送ってもらうか、窓口で直接納付する方法を確認してください。督促状が届いている場合は、同封されている新しい納付書を使って支払えば問題ありません。
延滞金はいくらかかる?計算方法と免除のボーダーライン
軽自動車税の延滞金は、納期限の翌日から日割りで加算されていきます。2025年の場合、納期限から1か月以内であれば年率2.4%、1か月を超えると年率8.7%という計算になります。
具体的に計算してみましょう。自家用乗用の軽自動車税10,800円を半年間滞納した場合、最初の1か月分は約21円、その後の5か月分は約387円となり、合計で約400円程度の延滞金が発生します。ただし、ここで重要なポイントがあります。延滞金の合計が1,000円未満の場合は切り捨てられ、支払い義務が発生しません。つまり、払い忘れに気づいてすぐに行動すれば、延滞金ゼロで済む可能性が高いのです。
放置すると最終的にこうなる…督促から差し押さえまでの流れ
軽自動車税を放置し続けると、段階的にペナルティが重くなっていきます。まず納期限から約20日後に1回目の督促状が届き、その後9月頃に2回目の督促状が届くケースが一般的です。それでも未納が続くと、今度は延滞金が加算された催告書が内容証明郵便で届きます。
催告書は自治体が法的手段に移行する最終警告です。この段階を無視すると、差し押さえ予告通知書が届き、最終的には預貯金や給与、さらには車両本体の差し押さえが執行される可能性があります。法律上は督促状発送から10日経過した時点で差し押さえが可能とされていますが、実際にはある程度の猶予期間を設けている自治体がほとんどです。とはいえ、早めの対応が何より重要です。
車検直前に納税証明書がない!という緊急事態の乗り越え方
車検の予約を入れていたのに、いざ当日になって納税証明書が見つからない…そんなピンチに陥ったことはありませんか?軽自動車の場合、2023年1月から軽JNKS(軽自動車税納付確認システム)が稼働し、車検時の納税証明書提示が原則不要になりました。ただし、すべてのケースで不要というわけではないため、注意が必要です。
軽JNKSで納税証明書が不要になったケースとまだ必要なケース
軽JNKSとは、市区町村が管理する軽自動車税の納付情報を軽自動車検査協会がオンラインで確認できるシステムです。これにより、納税証明書を紛失していても、納付情報がシステムに反映されていれば車検を受けることができます。
ただし、以下のような場合は従来通り紙の納税証明書が必要になる可能性があります。納付直後でシステムに反映されていない場合(反映まで最大2週間程度かかることがある)、中古車を購入した年度内に車検を受ける場合、他の市区町村から車両を移転した年度内の場合、過去に軽自動車税の未納がある場合などです。
車検直前にキャッシュレス決済で納付した場合は特に注意が必要です。PayPayやLINE Payなどで納付すると領収印付きの納税証明書が発行されず、システムへの反映にも時間がかかります。車検が迫っている場合は、コンビニや金融機関の窓口で現金納付することで、その場で領収印付きの納税証明書を入手できます。
納税証明書を紛失したときの再発行手続き
紛失してしまった場合は、車検証に記載されている使用の本拠地の市区町村税務課で再発行してもらえます。手数料は無料の自治体が多く、車検証があれば本人確認だけで即日発行してもらえるケースがほとんどです。郵送での請求も可能ですが、届くまでに数日かかるため、急ぎの場合は窓口に直接出向くことをおすすめします。
親から子へ、友人同士で…軽自動車を譲り受けたときの手続き完全ガイド
家族や友人から軽自動車を譲り受けることになったとき、「どんな手続きが必要なの?」と戸惑う方は多いです。名義変更を怠ると、翌年の軽自動車税が旧所有者に届いてしまったり、車検の際に手間がかかったりと、後々トラブルの原因になります。
自分で名義変更する場合の必要書類と手順
軽自動車の名義変更は、普通車と比べてかなり簡単です。印鑑証明書や実印が不要で、認印があれば手続きできる点が大きな違いです。必要書類は以下の通りです。
まず、旧所有者から受け取るものとして、車検証の原本と申請依頼書(委任状のようなもの)があります。申請依頼書は軽自動車検査協会のウェブサイトからダウンロードできます。新所有者が用意するものは、発行から3か月以内の住民票(コピー可、マイナンバー記載なし)と、管轄が変わる場合はナンバープレートです。
手続きは新しい使用者の住所を管轄する軽自動車検査協会で行います。窓口で自動車検査証記入申請書と軽自動車税申告書をもらい、必要事項を記入して提出すれば、30分から1時間程度で新しい車検証が交付されます。名義変更の申請手数料自体は無料ですが、ナンバープレートの変更が必要な場合は1,500円程度、住民票の発行手数料として300円程度がかかります。
個人間売買で起きやすいトラブルと予防策
個人間で軽自動車を売買する際に最も多いトラブルが、名義変更の遅れによる税金の行き違いです。道路運送車両法では所有者変更から15日以内の届出が義務付けられており、違反すると50万円以下の罰金が科される可能性があります。
トラブルを防ぐためには、売買契約時に「いつまでに名義変更を完了させるか」を書面で取り決めておくことが重要です。また、名義変更が完了したら必ず旧所有者に報告し、新しい車検証のコピーを送付するとお互いに安心です。軽自動車税は4月1日時点の所有者に課税されるため、3月中に売買する場合は特にスケジュール管理を徹底しましょう。
引っ越したら軽自動車の住所変更も忘れずに!放置のリスクと手続き方法
新生活のバタバタに追われて、つい後回しにしてしまいがちなのが車の住所変更手続きです。「まあ、そのうちやればいいか」と放置していると、思わぬデメリットが発生します。
住所変更をしないとどんな問題が起きるのか
最も困るのは、軽自動車税の納付書が新住所に届かないことです。旧住所に届いた納付書を受け取れなければ、払い忘れにつながり、前述のような延滞金や督促のリスクが発生します。また、自動車保険の通知や更新案内も届かなくなるため、知らないうちに保険が失効してしまう危険性もあります。
さらに、車検証の住所変更を怠ると、道路運送車両法違反となり最大50万円の罰金が科される可能性があります。法律上は引っ越しから15日以内に届出が必要と定められていますが、実際に罰金が適用されるケースは稀です。とはいえ、リスクを避けるためにも早めの手続きをおすすめします。
同一地域内と管轄外への引っ越しで手続きが違う
引っ越し先が同じ軽自動車検査協会の管轄内であれば、ナンバープレートはそのままで車検証の住所変更だけで済みます。しかし、管轄が変わる場合はナンバープレートの変更も必要になります。例えば、横浜市から川崎市への引っ越しであれば管轄は同じ神奈川なのでナンバーは変わりませんが、横浜市から都内への引っ越しとなると管轄が変わるためナンバー変更が必要です。
ナンバープレートを変更する場合は、軽自動車で手続き場所に行く必要があります。軽自動車のナンバープレートには封印がないため、現地でドライバーを借りて自分で取り外し・取り付けができます。古いナンバープレートは返納しますが、記念に持ち帰ることも可能です。
経験者が語る!軽自動車オーナーが陥りがちな失敗と回避法
ここからは、実際に軽自動車を所有している方々から寄せられた「あるある失敗談」と、その予防策を紹介します。同じ失敗を繰り返さないための参考にしてください。
失敗例1車検直前にキャッシュレス納付してシステム未反映
車検の1週間前にPayPayで軽自動車税を納付したAさん。「便利だから」と軽い気持ちで使ったものの、車検当日に軽JNKSで納付確認が取れず、急遽市役所に走って納税証明書を発行してもらう羽目になりました。車検の予約時間にギリギリ間に合いましたが、余計な時間と労力を使ってしまいました。
予防策としては、車検を控えている場合はコンビニか金融機関の窓口で現金納付すること。その場で領収印が押された納税証明書を受け取れるため、システム反映を待つ必要がありません。キャッシュレス納付を利用したい場合は、車検の少なくとも1か月前までに済ませておくと安心です。
失敗例23月31日に車を売却したつもりが名義変更は4月2日
年度末ギリギリで車を売却したBさん。買取業者との契約は3月31日に済ませましたが、実際の名義変更手続きが完了したのは4月2日でした。結果として、4月1日時点ではまだBさん名義だったため、その年度の軽自動車税10,800円がBさんに課税されることに。買取業者との交渉で解決しましたが、一時的にストレスを抱えることになりました。
軽自動車税は4月1日時点の所有者に課税されるため、年度末に売却する場合は3月中旬までに契約・引き渡しを完了させ、名義変更が3月31日以前に終わるよう余裕を持ったスケジュールを組むことが重要です。
失敗例313年経過に気づかず増税されてから慌てて売却
新車で購入してから愛着を持って乗り続けていたCさん。ある年の5月、届いた納付書を見て税額が10,800円から12,900円に上がっていることに気づきました。調べてみると13年経過による重課税が適用されていたのです。「もう少し早く買い替えを検討していれば…」と後悔したそうです。
車検証には初度検査年月が記載されています。購入時に「13年後の日付」をスマホのカレンダーにリマインダー設定しておくと、買い替え検討のタイミングを逃しません。また、13年が近づいてきたら下取り価格の査定を受けて、乗り続けるか買い替えるかを総合的に判断することをおすすめします。
軽自動車税を確実に管理するための仕組みづくり
毎年同じ時期に届く軽自動車税、払い忘れを防ぐためには「仕組み化」が効果的です。意志の力に頼らず、自動的に処理される流れを作っておきましょう。
口座振替を設定しておけば払い忘れゼロ
最も確実な方法は、口座振替の設定です。一度手続きすれば、毎年納期限に自動で引き落としされるため、払い忘れの心配がなくなります。手続きは市区町村の税務課窓口で行えますが、金融機関によってはネットバンキングから申し込めるケースもあります。引き落としが完了すると、多くの自治体では納付確認のお知らせが届きます。
クレジットカードのポイント還元を活かす方法
口座振替にはポイントが付きませんが、クレジットカード払いなら還元率に応じたポイントを獲得できます。軽自動車税10,800円を還元率1%のカードで支払えば108ポイント。決済手数料が約200円かかることを考えると若干マイナスですが、高還元率のカードを使えばプラスにできる可能性があります。また、納付書が届いたらすぐにカード払いする習慣をつければ、払い忘れ防止にもなります。
スマホのリマインダー機能を活用する
シンプルですが効果的なのが、スマートフォンのリマインダー機能です。「毎年5月1日軽自動車税の納付書チェック」「毎年5月20日軽自動車税納付期限リマインド」など、複数の通知を設定しておくと確実です。Googleカレンダーなら毎年繰り返しの予定として登録できるため、一度設定すれば永続的に通知が届きます。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまで軽自動車税について詳しく解説してきましたが、正直なところ、税金関係の手続きって面倒くさいですよね。でも、その「面倒くさい」を放置すると、結局もっと面倒なことになるのが税金の怖いところです。
私が長年車に関わってきて思うのは、軽自動車税の管理で一番大事なのは「自動化」と「カレンダー管理」の2つだけということです。口座振替を設定しておけば払い忘れは100%防げます。「クレジットカードのポイントが…」という人もいますが、正直、軽自動車税の10,800円で得られるポイントなんて100円程度。払い忘れのリスクや延滞金の可能性を考えたら、圧倒的に口座振替の方が精神的にも経済的にも楽です。
それから、13年経過による重課税問題。これ、意外と見落としている人が多いんです。12,900円-10,800円で年間2,100円の差ですが、その後ずっと乗り続けるとどんどん積み重なります。加えて、13年を超えた軽自動車は下取り価格も急激に下がる傾向があります。だからこそ、12年目に入ったタイミングで「このまま乗り続けるか、買い替えるか」を真剣に検討してください。その時期に査定を受けておけば、最適な判断ができます。
あと、引っ越しや名義変更の手続き。「15日以内」というルールがありますが、ぶっちゃけ多少遅れても即座に罰金を取られることはほぼありません。でも、軽自動車税の納付書が届かなくて知らないうちに滞納…というパターンは本当に多いです。引っ越したら転入届と同じ日に車の住所変更も済ませるくらいの気持ちでいた方がいいですよ。役所に行くついでに済ませられますから。
最後に、2026年3月末の環境性能割廃止。これは車の購入を検討している人にとって大きなニュースです。今すぐ買う必要がなければ、4月以降まで待った方が確実にお得になります。ただし、グリーン化特例やエコカー減税はまだ継続されるので、環境性能に優れた軽自動車を選べば、購入後の税負担も軽くなります。
結局のところ、軽自動車税で損しないコツは「手続きを後回しにしない」「自動化できることは自動化する」「重要な日付は必ずリマインドを設定する」、この3つに尽きます。たかが年間10,800円の税金ですが、されど10,800円。きちんと管理して、浮いた時間とお金をもっと楽しいことに使ってください。
軽自動車税に関するよくある質問
軽自動車税の納付書が届かない場合はどうすればいいですか?
通常は5月上旬までに届きますが、届かない場合は速やかに市区町村の税務課に連絡しましょう。転居や住所変更の届出が済んでいないと、旧住所に送付されている可能性があります。また車検証の住所を変更していないと、登録地の自治体に届いている場合もあります。納付書を紛失した場合も、税務課で無料で再発行してもらえます。
軽自動車税をクレジットカードで支払うことはできますか?
多くの自治体でクレジットカード払いに対応しています。自治体の専用サイトや外部サービスを通じて納付でき、24時間いつでも支払いが可能です。ただし200円前後の決済手数料がかかる点と、納税証明書の発行に2週間から3週間かかる点には注意が必要です。車検が近い場合はコンビニや金融機関での現金払いを選択した方が安心です。PayPayやLINE Payなどの電子マネー決済に対応している自治体も増えています。
軽自動車を購入するなら新車と中古車どちらがお得ですか?
税金面だけで考えると、初期費用を抑えられる中古車に魅力があります。ただし2015年3月以前に登録された車両は旧税率が適用される一方で、13年経過による重課税のリスクも高まります。グリーン化特例やエコカー減税のメリットを最大限活かすなら、低燃費の新車を選ぶ方が長期的にはお得になるケースもあります。用途や予算に合わせて総合的に判断することをおすすめします。
まとめ
軽自動車税は自家用乗用車で年間10,800円と、普通車の半額以下という経済的なメリットがあります。2026年3月末には環境性能割が廃止されるため、車の購入を検討している方は4月以降の購入がさらにお得になります。一方で新車登録から13年を経過すると約20%の重課税が適用されるため、古い車を所有している方は買い替えのタイミングを見極めることが大切です。
購入は4月2日以降、売却は3月末までに行うことで、軽自動車税の負担を最小限に抑えることができます。税制は頻繁に改正されるため、常に最新情報をチェックしながら賢い車選びと維持費管理を心がけましょう。


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