クリスマスシーズンが近づくと、東京駅周辺はまるで別世界のような輝きに包まれます。でも、ただ訪れるだけではもったいない!実は、多くの人が知らない楽しみ方のコツがあるんです。今年で24年目を迎える丸の内のクリスマスマーケットは、過去最大規模の19店舗が集結し、これまで以上に充実した内容となっています。シャンパンゴールドに輝くイルミネーションの下で、温かいグルメを味わいながら特別な時間を過ごせる、まさに東京の冬の風物詩。初めて訪れる方も、毎年楽しみにしている方も、この記事を読めば今までとは違った視点で丸の内のクリスマスを120%満喫できるはずです。
といっても記事書いてる時点で12月25日なんで(笑)終了日当日に書いても感は否めないですが…。
とりあえずいってみましょー。
実際に行ってきたレポート記事も公開してますので、そちらも合わせてご覧いただけるとより楽しめるとおもいます。

丸の内クリスマスマーケット2025の基本情報
2025年の丸の内クリスマスマーケットは、例年以上に見どころ満載です。「Marunouchi Street Park 2025 Winter」という名称で、11月13日から12月25日まで開催されています。最大の特徴は、今年初めて行幸通りエリアにもクリスマスマーケットが拡大したこと。これにより、訪れる楽しみが倍増しました。
開催場所は大きく分けて2つのエリアがあります。まず、メインとなる丸の内仲通りでは、約1.2キロメートルにわたって約250本の街路樹がシャンパンゴールド色のイルミネーションで彩られます。もう一つが、今年初登場となる行幸通りエリア。東京駅と皇居外苑を結ぶこの通りにも、11月28日から12月25日まで華やかなイルミネーションとクリスマスマーケットが登場しています。
営業時間は両エリアとも11時から22時まで。ただし、イルミネーションの点灯時間は16時からとなっており、12月1日から31日までは特別に24時まで点灯されます。つまり、昼間の賑やかな雰囲気と、夜の幻想的な光景、どちらも楽しめるんです。しかも入場は完全無料。気軽に立ち寄れるのが嬉しいポイントですね。
2つの会場エリアの違いと楽しみ方
行幸通りエリアグルメ重視派におすすめ
行幸通りエリアの最大の魅力は、なんといっても充実した飲食店舗です。東京駅側には8つのヒュッテ(小屋型の店舗)が並び、本格的なドイツ風クリスマスマーケットの雰囲気を楽しめます。さらに、その奥には30以上の長テーブルとイスが用意された飲食スペースがあり、ライトアップされた東京駅舎を眺めながらゆっくり食事を楽しめます。
今年初めて登場したのが、高さ約4メートルのもみの木を使ったクリスマスツリー。全部で4本設置されており、東京駅舎側と丸の内仲通り側の入り口付近に2本ずつ配置されています。11月下旬に訪れると、通り沿いのイチョウ並木の黄葉とクリスマスツリーのコラボレーションが見られるという、秋から冬への移り変わりを感じられる特別な光景に出会えます。
飲食メニューも本格的です。ドイツの伝統的なソーセージの盛り合わせは2000円、パリッとした食感で肉汁たっぷりの3種類のソーセージを楽しめます。濃厚なビーフシチューをパンの器で提供する「濃厚ビーフシチューパン」も同じく2000円。赤ワインで煮込んだ牛肉は箸でほどけるほど柔らかく、器のパンまで全部食べられるのが嬉しいポイントです。
丸の内仲通りエリア雰囲気とショッピング派に
一方、丸の内仲通りエリアは、クリスマス雑貨の宝庫といえるでしょう。全5ブロックに分かれて9店舗が展開しており、ヨーロッパのクラシカルなクリスマスオーナメントから、くるみ割り人形や不思議の国のアリスをモチーフにした独創的なアイテムまで、見ているだけでワクワクする品揃えです。
特に注目したいのが、大丸有エリアの有名ホテルと連携した出店。帝国ホテルはシェフがアレンジした温かいスープや伝統菓子のシュトレンを販売し、ザ・ペニンシュラ東京はキッチンカーで焼き菓子や今年新登場のストロベリープリンを提供しています。普段はホテル内でしか味わえない上質な味を、カジュアルな雰囲気で楽しめるのは貴重な機会です。
また、丸の内仲通りでは期間中の平日18時以降と土日祝日の終日、「Marunouchi Street Music」という生演奏イベントも開催されています。公式オーディションで選ばれたミュージシャンによる演奏が、ショッピングや散策をさらに盛り上げてくれます。音楽が響く中、シャンパンゴールドのイルミネーションに包まれて歩くのは、まさに映画のワンシーンのような体験です。
絶対食べたい!おすすめグルメ5選
数あるグルメの中から、特におすすめの5品をご紹介します。まず1つ目は「ホットショコラ」(700円、マグ付き1900円)。濃厚なココアの上にフワフワのマシュマロがたっぷりトッピングされた、冬にぴったりの一品です。マシュマロが溶けてココアと一体化する瞬間の優しい甘さは、寒い日の体を芯から温めてくれます。
2つ目は、クリスマスマーケットの定番「プレッツェル」(700円、ソース別途各100円)。外側はパリッと、中はむぎゅっとした独特の食感で、塩味が効いています。オプションで温かいチーズソースやバターソースを追加できますが、特にチーズソースがおすすめ。とろ〜りとしたソースがプレッツェルに絡まり、コク深い上品な味わいになります。
3つ目は「ホットオレンジ」(500円、マグ付き1700円)。オレンジジュースにシナモンやスターアニスなどのスパイスを加えたホットドリンクで、湯気とともに立ち上る芳醇な香りが魅力です。アルコールは使われていないので、お酒が苦手な方やお子様でも安心して楽しめます。体が温まるだけでなく、スパイスの香りでリラックス効果も期待できます。
4つ目は先ほども触れた「濃厚ビーフシチューパン」(2000円)。赤ワインで煮込んだ牛肉入りのビーフシチューを、パンの器でいただく贅沢な一品。ほどけるように柔らかい牛肉のうま味がシチュー全体に溶け出していて、濃厚でリッチな味わいです。器のパンにシチューがしみ込んで、最後の一口まで美味しく食べられます。
そして5つ目は「ソーセージ3種盛り合わせ」(2000円)。パリッとした食感のソーセージ3種類を一度に楽しめる贅沢なメニュー。噛むたびに肉汁がじゅわっと口いっぱいに広がり、本場ドイツのクリスマスマーケットの雰囲気を味わえます。ケチャップとマスタードはセルフで追加できるので、お好みの味付けで楽しめるのも嬉しいポイントです。
お土産に最適!クリスマス雑貨の魅力
丸の内仲通りのクリスマス雑貨コーナーは、まるでヨーロッパの市場に迷い込んだような雰囲気です。中でも人気なのがさまざまなデザインのスノードーム。サンタクロース、テディベア、クリスマスツリーなど、クラシカルなモチーフが詰まったミニサイズのスノードームは、机の上や玄関に飾るのにぴったり。眺めるたびに心がほっこり温まる、冬の癒しアイテムです。
また、光に当たるとキラキラ輝くリースオーナメントも見逃せません。中にゴールドのラメが入っていて高級感があり、伝統的な葉っぱを組み合わせたリースよりもお手入れが簡単なのが魅力。玄関ドアに飾れば、家に帰るたびに華やかな気分になれます。
さらに、クリスマスツリー用のオーナメントも充実しています。くるみ割り人形や不思議の国のアリスをモチーフにした個性的なデザインのものから、シンプルでエレガントなものまで、幅広いラインナップ。ツリーに飾るだけでなく、ドアの取っ手に吊るしたり、プレゼントのラッピングに添えたりと、使い方は自由自在です。
週替わりで出店する「BROWN ANTIQUES」では、7社のアンティークディーラーが特別な雰囲気を演出。ヴィンテージのクリスマスアイテムや、ここでしか手に入らない一点物のアンティーク雑貨が見つかるかもしれません。アンティーク好きの方には、掘り出し物を探す楽しみがたまらないでしょう。
シャンパンゴールドのイルミネーションを最大限楽しむコツ
丸の内イルミネーションの最大の特徴は、環境に配慮した「NEW Ecoイルミネーション」を採用していること。消費電力を抑えながらも、約250本の街路樹を華やかに彩る技術は、持続可能な未来を考える上でも注目に値します。シャンパンゴールドという色選びも絶妙で、温かみがありながら洗練された雰囲気を演出しています。
イルミネーションを最大限楽しむなら、訪れる時間帯が重要です。おすすめは日没直後の「ブルーアワー」と呼ばれる時間帯。空がまだ完全に暗くなっていない青みがかった時間帯に、イルミネーションが点灯し始める瞬間は、昼と夜が混ざり合う幻想的な光景を楽しめます。16時の点灯開始直後が狙い目です。
また、丸の内仲通りにはテーブルやイス、ベンチがあちこちに配置されているので、ゆっくり腰を下ろしてイルミネーションを眺めるのもおすすめ。特にカップルで訪れる方には、ベンチに座って二人だけの時間を楽しむのが最高のデートプランになるでしょう。実際に訪れた方のレポートでも、ロマンチックなムードを満喫しているカップルが多数目撃されています。
行幸通りエリアでは、ライトアップされた東京駅舎を背景にしたイルミネーションが見どころ。東京駅舎の赤レンガとシャンパンゴールドのイルミネーション、そしてクリスマスツリーが織りなす光景は、写真映えも抜群です。インスタグラムなどのSNS投稿を考えている方は、この角度からの撮影がおすすめですよ。
知っておくべき!訪問前のチェックポイント
訪れる前に知っておくと便利な情報をまとめました。まず決済方法についてですが、行幸通りエリアのヒュッテでは現金またはPayPayのみの対応となっています。クレジットカードや他のキャッシュレス決済は使えないので、現金を用意しておくと安心です。丸の内仲通りの店舗では、各店舗によって対応が異なる可能性があるため、事前に確認しておくとスムーズです。
マグカップ付きドリンクを購入する場合は、持ち帰り用のビニール袋があると便利です。数量限定のブーツ型マグカップは、赤と黒の2色展開で、それぞれ雪だるまとくるみ割り人形のデザインが施されています。飲み終わった後、近くに洗浄する場所がないため、袋に入れて持ち帰るのがベストです。このマグカップは記念品としても人気が高いので、早めの時間帯に訪れるのがおすすめです。
交通規制にも注意が必要です。丸の内仲通りでは、11月12日から12月26日までの期間、交通規制が実施されています。規制対象エリアは車両の通行ができないため、車で訪れる予定の方は近隣の駐車場を利用し、徒歩でアクセスすることになります。ただし、歩行者天国となることで、より安全に、ゆったりとクリスマスマーケットを楽しめるというメリットもあります。
さらに、期間中は「MARUNOUCHI BRIGHT HOLIDAY 2025 Disney JOYFUL MOMENTS」という別のイベントも開催されています。ミッキー&フレンズをはじめ、アナと雪の女王、トイ・ストーリーなど、ディズニーアニメーションをモチーフにした装飾が丸の内エリア各所に登場。クリスマスマーケットと合わせて楽しめば、より充実した一日になるでしょう。
よくある質問
混雑する時間帯はいつですか?
最も混雑するのは週末の18時から20時頃です。特に12月に入ってからクリスマス当日までは、デートや家族連れで訪れる方が増加します。ゆっくり楽しみたい方は、平日の昼間から夕方にかけて、または21時以降の閉店間際が比較的空いていておすすめです。ただし、夜遅い時間は一部の店舗が早めに閉まる可能性もあるので、食事やショッピングを楽しみたい方は19時までに訪れると良いでしょう。
予算はどのくらい必要ですか?
一人あたり2000円から3000円程度を目安に考えると良いでしょう。ドリンク1杯が500円から700円、食事メニューが2000円前後が中心価格帯です。マグカップ付きのドリンクは1700円から1900円となります。クリスマス雑貨を購入する場合は、オーナメントやスノードームが数百円から数千円の範囲で販売されています。カップルで訪れて軽く食事とドリンクを楽しむなら、二人で5000円程度が目安になります。
デートにおすすめの時間帯はいつですか?
デートなら17時から18時の日没直後がベストタイミングです。空がまだ完全に暗くなっていない時間帯に点灯するイルミネーションは、昼と夜の境目の幻想的な雰囲気を楽しめます。また、この時間帯ならディナー前の散策として訪れて、その後近隣のレストランで食事をするという流れも作りやすいでしょう。週末は混雑するため、できれば平日の訪問がおすすめ。ゆっくり二人の時間を楽しめます。行幸通りの飲食スペースで東京駅舎を眺めながらホットドリンクを味わうのも、ロマンチックなデートプランになりますよ。
まとめ
東京駅・丸の内のクリスマスマーケット2025は、単なるイベントではなく、冬の東京を代表する体験型エンターテインメントといえます。過去最大規模の19店舗が集結し、行幸通りエリアが初登場したことで、例年以上に見どころと楽しみ方が増えました。シャンパンゴールドに輝くイルミネーション、本格的なヨーロッパ風グルメ、心温まるクリスマス雑貨、そして東京駅舎という歴史的建造物とのコラボレーション。すべてが調和して、特別な冬の思い出を作り出してくれます。
初めて訪れる方は、まず行幸通りエリアでグルメを楽しみ、その後丸の内仲通りでショッピングとイルミネーション散策をするというルートがおすすめです。毎年訪れている方も、今年初登場のクリスマスツリーや新しい店舗を探索する楽しみがあります。大切な人と、友人と、そして一人でも、それぞれの楽しみ方ができる懐の深さが、丸の内クリスマスマーケットの魅力です。
クリスマスまでの限られた期間、この記事で紹介した情報を参考に、ぜひ丸の内の輝きを体験してください。きっと、あなただけの特別な冬の思い出が刻まれるはずです。



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